内祝いの正しい知識

集団を維持するのが難しい状態に陥りますから、生活圏を広げ人口密度を減らすことで、自生植物の木の実・果実や、簡単に捕獲できる小動物などの食料を、よりスムーズに確保する必要がありました。 またアフリカには、揮猛な動物類や有毒植物、さらには病原菌を抱える得体の知れない生命体もいましたから、温暖で安全かつ食料に恵まれた土地を探して、移動を始めたのです。
こうした生き残り戦略を選択した人類は、新たな大地を求めて、世界各地への分散をくり返していきました。 ただ原人たちも滅び、三○万年ほど前に旧人が現れ、氷河期の気候にも身体的に適応しつつ、ョ−ロッパなどへと進出して行きました。
しかし彼らも生き残れず、最終的には、私たちの祖先にあたるホモ・サピエンスつまり新人が、二○万年前にアフリカに出現をみたのです。 そして再三のアウト・オブ・アフリカを試みて成功し、ほぼ一万年前に、東北アジアから言らに凍りついたベーリング海峡をわたって、ついには南アメリカ南端まで到達したとされています。
草食から肉食へ人類は二足歩行によって、手を自由に使えることとなり、道具を発明したことで、サルとは大きく異なる道を歩み始めました。 このことは同時に、神経や脳の飛躍的発達を伴うことを意味します。
はじめ猿人は、強力な顎をもった草食性でしたが、肉食を行ったことで、実に大きな進化をとげることになります。 もともと人間は、その身体能力から、集団としての力も弱く、個々には大型の肉食獣の餌食となる場合も少なくありません。
肉を剥ぐスクレーパーなどの石器を利用していましたが、本格的な狩猟は行うことはできませんでした。 むしろ肉食獣の食べ残しの死肉をあさり、石器で骨をくだいて骨髄を畷るような食生活を送っていたようです。
脆弱な人類が、巨大で棒猛な野獣との生存競争に打ち克っためには、言語による集団性と組織性、あるいは技術・道具を用いる知識性と論理性、といった能力が必要でした。 これには脳の発達が、その最大の必要条件となりますが、生理学的には身体のわずか二パーセントの重さにすぎない脳は、生きるための総エネルギーの二○パーセントを消費する、といわれています。

死肉食いから狩猟へ。 このため植物食だけでは、人類の進化は望めませんでした。
とくに頭脳の発達には、栄養価の高い肉食が不可欠であったはずです。

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